YouTuberが実際に使用しているマイクおすすめ10選【2020】
- HIROKI ASANO

YouTubeを始めようとしている方、またYouTubeを始めたばかりの初心者の方。
- YouTuberを始めてみたいけど、どのマイクが必要なのかわからない
- そもそもYouTube撮影にマイクって必要?
- 結構視聴回数も増えたから機材を揃えたいけど高いのは嫌だな
というようなことを思っていませんか。
この記事では、何故マイクが必要かというところから、YouTuberを始めたい方、すでにYouTuberの方向けのおすすめマイクを紹介していきます。
価格帯で分けて紹介しているので、あなたの予算にあわせて最適なマイクを探してみてくださいね!
YouTuberがマイクを使用する理由
そもそもなぜYouTuberはマイクを使用するのでしょうか。
YouTubeでより多くの人に動画を再生してもらうには、よりよい動画を作ることが必要になってきます。動画では、映像だけでなく音声も大事な柱となります。
スマホのカメラなどに内蔵されているマイクでは、雑音や環境音などを拾いやすく、重要な音声が聞き取りづらくなります。
せっかく良い映像を撮ってYouTubeに投稿しても、音声が聞き取りにくい内容だと視聴者の離脱率が高くなってしまうのです。
最近ではお気に入りの動画を音声のみで楽しむ人も増えてきており、音声の重要性が高まってきています。視聴者に音質の良い動画を視聴してもらうために、マイクは非常に重要な役割を担っています。
YouTuberの配信動画を大まかに3つに分類
YouTuberがマイクを使用して配信している動画は、主に以下の3タイプに分類できます。
- ライブ配信(一人で自撮り)
- キャプチャー動画(ゲーム実況動画)
- asmr(エーエスエムアール)
この3つの動画の配信方法それぞれに適したマイクがあるので、自分がYouTubeに配信したい動画はどのタイプかをまずは押さえておきましょう。
ライブ配信(一人で自撮り)
この手法を使っている有名YouTuberには「HIKAKIN」や「はじめしゃちょー」などが挙げられますが、他にも多くのYouTuberがこの手法を使って動画を配信しています。
ライブ配信では、どんな場所で撮影してもしっかりと音声を拾ってくれるマイクがおすすめです。
キャプチャー動画(ゲーム実況動画)
キャプチャー動画(ゲーム実況動画)は、パソコンなどを操作して、その操作画面を撮影しながら音声を配信する動画です。
YouTubeでもゲーム実況動画は大人気ですし、最近はビジネス系のHow To動画などもこの手法で配信されることが多くなりました。
パソコンやゲームのコントローラーを扱いながらの配信になるので、両手がフリーになるマイクを選ぶのが得策です。
ゲーム実況動画におすすめのマイクについてはこちらで詳しくご紹介していますので、気になある方はぜひ合わせてご確認ください。
asmr(エーエスエムアール)
最近人気のasmr(エーエスエムアール)とは、人が心地よく感じる、聴覚に訴えかけるような音声が含まれている動画を指します。
YouTubeで検索すると再生回数100万超えの動画がたくさん表示され、非常に人気のあるコンテンツになっています。
ポテチなどを食べる咀嚼音、耳かきをされている時の音、タイピング音、ささやき声に料理音など、さまざまなasmr動画が存在しています。
asmrは音に特にこだわって作成される動画のため、音を拾うマイクも慎重に選ぶ必要があります。
ライブ配信動画向きマイク
ライブ動画では、場所にとらわれずにしっかりと音声を拾ってくれるマイクがおすすめです。ここではおすすめのマイクを2つご紹介します。
ピンマイク
ピンマイクは、動いたり移動する際もマイクの調整がほとんど要らないため、ライブ配信動画に向いています。
また、マイクには「指向性」という特性があります。指向性とは、マイクが拾う音の向きのことですが、ピンマイクには主に下記2種類の指向性があります。
指向性については下記で詳しく説明しますが、配信する動画の種類に適した指向性のピンマイクを選ぶことをおすすめします。
- 全指向性(無指向性)タイプ
- 単一指向性タイプ
全指向性(無指向性)タイプのマイクは、360度どの方向からも音を拾えるので、大人数での配信や部屋の中を少し動き回る場合の録音などに適しています。
しかし、同時に生活環境音や雑音なども入りやすく、配信する環境やマイクの位置に注意が必要です。
単一指向性タイプのマイクは、一定方向からの音を拾いやすいため、特定の音を録音するのに適しています。
カメラの前など特定の場所から離れずに、動画を配信するのに向いていますが、マイクの位置と音の位置がずれてしまうと、音が急に小さくなってしまうので注意が必要です。
ガンマイク
ガンマイクは、少し離れている場所にマイクを設置しても、音をしっかり拾ってくれるという特徴があります。
雑音を極力拾うことなく録音してくれるのも魅力のひとつです。
このため、少し離れたところから大人数で喋るような動画や、屋外で収録をするようなライブ配信動画に向いており、初心者YouTuberから映像関係のプロにまで幅広く使用されています。
キャプチャー動画(ゲーム実況動画)向きマイク
キャプチャー動画(ゲーム実況動画)では、ゲームやパソコン画面を操作しながらの配信になるので、作業しながら録音できるハンズフリーのマイクが必要になります。
キャプチャー動画向きのマイクを2つご紹介します。
ヘッドセットマイク
ヘッドセットマイクとはヘッドホンとマイクが一体になっているタイプで、ゲームの音を聞きつつ録音もできるマイクです。
マイクが口元に固定されているため、よほど激しい動きをしない限りは音質を下げることなく配信ができます。
スタンドマイク
スタンドマイクは、音質よく録音するのに向いており「歌ってみた」動画など、声にこだわった動画をYouTubeにアップする人におすすめです。
asmr向きマイク
asmr(エーエスエムアール)は、視覚・聴覚を刺激することにより脳を気持ち良い状態にさせる動画です。
音に非常にこだわりがある動画のため、一般的なマイクではなくasmrに適したマイクを選ぶことが重要です。
以下でasmrにおすすめのマイクをご紹介します。
バイノーラルマイク
バイノーラルとは「両耳の」という意味です。
asmrは音を立体的に両耳へ届けることで脳を心地良くさせる効果があるため、より鼓膜に近い所での録音ができるバイノーラルマイクがおすすめです。
YouTuberにおすすめのマイク10選!
YouTuberにおすすめのマイクを10個厳選したのでご紹介します。
価格帯別で、価格の安いマイクから順にご紹介していきますので、予算に合ったマイク選びの参考にしてみてくださいね。
YouTuberにおすすめのマイク:3,000円以下
まず、3,000円以下のマイクです。
AGPTEK Z02 新型 クリップマイク コンデンサーマイク マイクロホン ピンマイク ミニ
付属のマイクアダプターと接続でき、携帯電話やタブレットだけではなく、PC、拡声器、録音機、カメラなどの機種にも対応しています。
全指向性マイクのため、360度全方向しっかり音を拾ってくれ、騒音による影響も少なく、低価格であるにもかかわらず音質も十分です。
マイクの価格 | 1,255円 ※価格はサイトによって変動します |
おすすめの配信動画 | ライブ配信 |
OKWINT コンデンサーマイク ピンマイク 高音質 ミニマイク クリップ
全指向性で360度全方向から録音でき、雑音も少ないです。さまざまなデバイスと接続ができ、コストパフォーマンスが非常に良いマイクです。
持ち運びに便利な収納ポーチが付いているのも嬉しいポイントですね。
マイクの価格 | 1,260円 ※価格はサイトによって変動します |
おすすめの配信動画 | ライブ配信 |
Neewer NW-700プロフェッショナルスタジオ放送&録音コンデンサーマイク&スタンドキット
スタンドマイクとしては比較的価格が安く、アームスタンドとポップガードもついてこの価格はお得感があります。
お試し感覚でスタンドマイクを使ってみたい初心者におすすめのマイクです。
マイクの価格 | 2,899円 ※価格はサイトによって変動します |
おすすめの配信動画 | キャプチャー動画 |
YouTuberにおすすめのマイク:3,001円〜9,999円
ソニー エレクトレットコンデンサーマイクロホン
単一指向性のマイクで正面の音を拾うのに向いてます。
本体の操作しやすい場所に「ON 」「OFF」切替スイッチがあるので使いやすく、付属品としてマイクスタンドもついていて便利です。低価格ですが、高音質の録音ができます。
マイクの価格 | 3,873円 ※価格はサイトによって変動します |
おすすめの配信動画 | キャプチャー動画 |
ZealSoundコンデンサー マイク
「歌ってみた」動画やゲーム実況系の動画におすすめのマイクです。
マイクを固定する三脚がついていて高さと向きが180度調整できるので、自分に合った位置で録音できます。
エコー機能もついており、4,000円台前半でこの性能なら文句なしの一品です。
マイクの価格 | 4,200円 ※価格はサイトによって変動します |
おすすめの配信動画 | キャプチャー動画 |
YouTuberにおすすめのマイク:10,001円〜19,999円
TASCAM タスカム DR-07X
このマイクには文字起こし再生モードが搭載されており、人の声をより綺麗に録音することができます。
録ったその場で即再生でき、気に入らなければ録音ファイルを上書きし、いらない録音を簡単に削除することもできます。
白色バックライトLCDディスプレイを採用しており、屋外の暗い場所で使用する際にも、設定やチェックがしやすく便利です。
マイクの価格 | 13,970円 ※価格はサイトによって変動します |
おすすめの配信動画 | asmr |
audio-technica オーディオテクニカ USB マイクロホン AT2020USB+
高音質で音がとてもクリアに録音でき収音性も高く、ノイズもほとんど聞こえません。
USBで対応機器につなげると即座にセットアップしてくれるのですぐに使えます。
拾音バランスの調整をダイヤルで自由に設定できるのも便利なポイントです。
マイクの価格 | 16,667円 ※価格はサイトによって変動します |
おすすめの配信動画 | キャプチャー動画 |
YouTuberにおすすめのマイク:20,000円以上
RODE ロード VideoMic Pro+
主に一眼レフカメラなどに接続して使用します。
機器側の電源ON・OFF機能とマイクが連動しているので扱いが楽です。
マイク側で細かな設定ができるので、編集の手間が減り効率が上がります。
音質も非常によいので、予算に余裕があって、本格的にYouTuberとして活動していきたい方は是非検討してみてください。
マイクの価格 | 31,664円 ※価格はサイトによって変動します |
おすすめの配信動画 | ライブ配信 |
SHURE MV88+
このマイクは指向性を変更でき、180度の音を拾うのか60度の音を拾うのかを選べます。
さまざまなタイプの動画を配信するYouTuberに向いています。
スマホなどの機器に繋げて使う仕様になっていて、機器のバッテリーに依存するためマイク自体を充電する必要がなく便利です。
専用のアプリもあって簡単に連携可能です。付属の収納ケースに入れてコンパクトに持ち運べるのも嬉しいですね。
マイクの価格 | 35,000円 ※価格はサイトによって変動します |
おすすめの配信動画 | ライブ配信 |
DuoPop2.0
シリコン製のリアルな擬似耳のビジュアルと、ノイズの少ない臨場感ある立体音響を録音できるのが特徴です。
実際にすぐそばで聞いているかのように録音できます。対応のICレコーダーにつなぐだけですぐに録音可能です。
お値段は張りますが、それだけの価値があるマイクです。
マイクの価格 | 39,600円 ※価格はサイトによって変動します |
おすすめの配信動画 | asmr |
それぞれに合ったYouTube用マイクを選ぼう!
厳選したYouTuber向けマイクを10個ご紹介しましたが、自分に合ったマイクを見つけることはできましたか?
安いマイクから高いマイクまで、マイクの種類は非常に幅広いです。
安いマイクには良いものもありますが、音質や機能にこだわるなら高価なマイクのほうが満足度が高くなるのは明らかです。
予算に余裕があり、これから本格的にYouTuberとしての活動を続けていきたいとお考えの方には、性能が良い高価なマイクの方が確実におすすめです。
最後になりますが、マイク選びの注意点として、マイクはどの機器にでも対応しているわけではないということがあげられます。
マイクの購入前には、ご自分の編集する機器に対応するものか否かを必ず確認しましょう。
※記事内で掲載している価格は2020年8月1日時点のものです
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